HHKB Pro2を静音化改造 顎間ゴムでType-S化

以前にHappy Hacking Keyboard Pro2の紹介をしました。今回はHHKBシリーズ最高峰のお値段とされるHHKB Professional 2 Type-S化の改造を行いました!いわゆる静音化ですね。

HHKB Professional 2の紹介記事はコチラ

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結論から言うとお金で解決したほうがいい

・・・ええ。ロマンですよ。ロマン。そういうもんです。そもそもHHKB Pro2を買うお金があるという方は、もう用途を考えてType-Sが必要ならType-Sを最初から買ったほうがいいと思います。5000円〜7000円くらいしか違わないですから。もちろん、7000円もあればそれなりのキーボードが買えてしまうといえば買えてしまいますが、HHKB Pro2からType-S化の改造をする労力などを計算すると、最初からType-S買ったほうがいいかもね、というやつです。

ただ、時間がある!暇!キーボード愛!少しでも節約!という方は、今回の静音化の改造はわりといいです。品質は非常に良いと思います。本当のType-Sに近いものが出来たと思います。

使うのは顎間ゴムとドライバーだけ

改造の材料ですが、歯科用の顎間ゴムというものと、分解のためのドライバーのみです。材料さえ調達出来れば難しいことはしません。今回私が用意したものはコレ。

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シリコンで自作でわっかを作ったり、ゴムのリングを使ったり、人によって色々あるようですが。理想をいうならば、薄くて伸縮性があって、ぴったりとくっつくこの顎間ゴムが最適だと思います。とくにその薄さが良いというか、重要だと思います。

方法は分解してひたすらゴムをはめるだけ

改造の仕方はこの動画を参考にしました。

これらの動画を参考にすれば、だいたい改造のやり方はわかります。

  1. 分解する
  2. キーの軸1つ1つにゴムをはめる
  3. 組み立てる

これだけです!どうです?簡単でしょう?

・・・・時間と根気さえあれば!

というわけで、時間のある時を狙って改造をやりましたよ。

いざ分解

さて、では写真とともに改造の経緯を見ていきましょう。まずは、キートップをオシャレに彩るアクセサリーを買ったときについてきたキートップ用ピンセットでキーを全部外して行きます。

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これはさすが専用の道具だけあって、サクサクいけました。外すのは楽。問題なのは管理。

見ての通り、無刻印のキートップなんですよ。なので、順番がごちゃまぜにならないよう、慎重に並べて管理します。これを蹴飛ばしたら終わりだ・・・・

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キレイに掃除もします。スペースキーのところだけバネがあるので、これも慎重にはずして保管。そしてダイソンの掃除機で小さなゴミを吸引!

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次に、ひっくり返してネジを外してパカっと開けます。

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裏カバーを外すと、そこには大量のネジで止められた基盤が・・・・・Oh….

ということで、かなり沢山のネジを1つずつはずして、これまた慎重に保管。

というか、ここで不便なことに気付きます。それは、ふたに付いている基盤とのコードが外せない→分離出来ない!という不便さです。なんだこれは・・・参考にしてきたサイトや動画と違うぞ・・・・割と新しいHHKB Pro2はこんなことになっているのか。

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とりあえず小さいネジをはずしてキーの部分を分離できました。基盤と底のフタは分離出来ませんが、今回の改造とは関係ないのでいいでしょう。

ちなみに、基盤に付いているグレーのゴムのドーム部分は、1つ1つしっかり基盤にひっついており、裏返しても大丈夫です。昔のProはこれが基盤にのっかっているだけというような記述が見られましたが、このキーボードは大丈夫でした。ま、ずれたりしてもダメですもんね。ちゃんとひっついているにこしたことはない。

さて、問題はキーの軸1つ1つが、外せないことです。これが苦労しました。ツメでしっかり外れないようになっている。なので、これを外す=ツメを壊す、ということになります。これは想定外・・・。ツメが少しだけ折れます。絶対に避けられません。これにはずいぶん悩まされました。

写真をよく見ていただくと、キーの軸1つ1つには、溝が入っていて、その溝に沿って固いカードなどで押すと、ポキっと爪が折れて裏から軸だけが取り出せます。

・・・おいおい!ツメが折れちゃったら戻すときにちゃんとつかなくなって、復元出来ないじゃないか!と思い、なかなか外せなかったのですが、意を決し無理矢理1個外しました!まさに人柱!

うーん・・・・ツメの先が少し折れるだけで、ツメ自体の機能は死んでいません。元に戻すと、ちゃんと機能しています。

完璧主義というか、機能性には何の問題がなくても、完全に欠損が無いほうがいい、という方は改造を諦めてください。キレイに外す方法はなさそうです。

結局、高いキーボードですが、全部少しだけツメを欠けさせながらも外しましたよ・・・・・

外したらあとは、簡単、1つ1つ顎間ゴムをはめていくだけです。

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コレが地味に多くてちまちま細々していて大変なんですけどね!!

あああああああああああ

ってなります。しかしここまでやって引き返すことも出来ず、なんとかやりましたよ。

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ひたすら顎間ゴムをはめていく。写真中央にある黒いカスですが、これがツメの欠けた部分です。ほんのちょっとだけですね、折れるのは。なので実用的な被害はないに等しいですが、精神的にはキツイ!なんたってお安くはないキーボードですから・・・

音は確かにノイズだけカットされたまさにType-S

後は、これまでの分解の逆順で組み立てて完成。組み立てはわりとササッと完了します。

実際、結構グリスがべトーーっと塗っていたりするので、そういう意味でもやはり分解や改造は考えられていませんね(当たり前か)。冒頭にも書いたように、目的にあわせたキーボードを買いましょうね、ということに繋がるわけです。

完成したキーボードですが、確かに圧倒的静音化に成功しています!

なんというか、ちょうどプラスチックの当たる”カチャッ”音が消えています。もっと言うと不快な高音周波数がカットされている。静かなコトコト音になっています。完全に音がなくなるわけではありません。無音が過ぎると、あのHHKB特有の心地良い入力感がなくなってしまいますしね。

この改造では、押下圧やキータッチをあまり変えることなく不快なノイズをカットしているというような結果になったと思います。

ただ、音が変わるとやはり入力のタッチも変わったかなと思ってしまうわけで、なくなるとそれはそれで、ちょっと寂しい感じになりました。なんとなく強くキーを叩いてしまうというか。静音化が素晴らしいため、慣れていないのか物足りなさが出てくるという本末転倒な事になってますが、これも慣れでしょう。静音化でもコトコトを気持ちの良い音は残っていますので、まさにType-Sといった感じですね。

HHKB Lite2の改造に関しては、労力に対するお得感はビミョーでしたが、今回の改造ははっきりと目的を果たせたと思います。

気になった方、まずは自分の予算で目的の物が買えるかしっかり検討しましょう(苦笑

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コメント

  1. ltskk より:

    はじめまして。HKKBでネット検索し訪問させていただきました。
    静音化の改造、非常に興味深いです。
    記事を参考にさせていただき顎間ゴムを調べてみたのですが、歯科医療従事者でない一般向けに販売しているショップを見つけることが出来ませんでした。
    お差し支えなければ、どちらで入手されたか教えてはいただけませんでしょうか。
    よろしくお願い申しあげます。

  2. ryoge より:

    コメントありがとうございます。
    結論から申し上げますと、残念ですが通常入手できないと思います。
    私もこの改造を行うにあたり、必死にネットで探しましたが基本顎間ゴムは売っていません。そういう関係者に当たって入手したものです。
    近いもので代用できるかもしれませんが、なかなかお手軽にできないのがこの改造の最大の欠点かもしれません。。

  3. ltskk より:

    丁寧なご回答をいただきありがとうございました。
    やはり入手は難しいのですね。
    私の身近には歯科医療従事者がいませんので顎間ゴムは諦め、ゴムワッシャーやOリングなどでの代用を検討してみることにします。
    今後もブログの更新を楽しみにしております。

  4. ooi より:

    こちらを参考にして静音化ができました。
    ありがとうございました。

    顎間ゴムはメルカリなどのオークションサイトで購入できましたよ。

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