目次
我が家には、掃除機がなかったんです。
クイックルワイパーのドライとウェットで掃除していたのですが、掃除にはどうしても”吸う”という工程が必要になる場面があるんです。空気清浄機などのフィルターの掃除や、机の上のホコリを取りたい時や細かい隙間など、あああ・・吸いたいっ!と思う場面はとても多いわけです。
そんな掃除機難民の我が家に、とうとう掃除機がやってきた!!しかも天下のダイソンっっ!!かなり色々検討してダイソンのDC62にしました。
ということで開封含め色々な角度から紹介していきたいと思います。
ダイソンDC62とは
まず、買った掃除機ですが、ダイソンのDC62 エントリーというコードレスタイプのシンプルなモデルです。まず、コロコロ転がすキャニスタータイプははなから買う気はなし。これからの時代、買うのはたとえ吸引力が頼りなくても、利便性をとってコードレス一択だと思っています。掃除が億劫にならないことが私の場合はとても重要ですから。
ただ、ダイソンはその中でも色々あります。もちろん発売時期が新しいモデルから古いモデルまでいくつか種類があるという意味でも色々ありますが、それだけでなく、同じモデルでも、ついてくるアタッチメントの種類によっても色々違うんです。普通の掃除機タイプだったり、布団掃除機としてのものが付いているタイプ、壁掛け用の器具が付いているもの、全てがそろったパーフェクトタイプetc..とにかくたくさんあります。値段も全然違います。
まず、ダイソンを調べるだけで相当時間かかりました・・・本当に疲れます。ダイソンという会社の売上の中で、このコードレスの掃除機が圧倒的な売上をあげているらしく、事実上コードレス掃除機の会社といってもいいくらいの代表的な製品です。
DC35→DC45→DC62など、メジャーバージョンアップとともに、同じDC6x系統でもヘッドが布団ツールがついた布団掃除機として売っているDC61など、それはもう、たくさんあります。最新は V6とかかな?どうせなら、最新を買えよという話なのですが、あまりにお値段が高く、吸引力はそこまでいらないからお買い得なものにしようかなと調べた結果、DC62に落ち着いたという感じですね。
なぜダイソンにしたのか
コードレスタイプといっても、それはもういろんな会社の製品があるわけですよ。今度はそちらの選別も必要なわけです。掃除機買うだけで、どれだけ調査に時間を使ったことか・・・・。とはいえ、掃除機って結構高い買い物なので真剣です。しかも掃除機とは不思議なもので、同じ機能なのに、3000円くらいから、10万円くらいまで実に広い価格帯があるんですよね。その中で自分にあった最適な1つを見つけるのは、もう最後はエイヤーですよ。
様々な会社の商品をチェックする中で、私の場合、マキタとダイソンの一騎打ちになりました。掃除機に関しては、中途半端なものではなく、買うならイイものを長く使おうというスタンスでしたので、おもに機能とコスパだけで候補を絞りました。デザインは一切無視。
マキタも最高と名高い掃除機
マキタもコードレス掃除機としては非常に評価が高く、その軽さと実用性はとんでもない名機です。私も過去に使ったことがあります。掃除機で軽さは正義です。さっと使えるというのは、お掃除というタスクに対する最高の解答の1つなのです。
なので、今回はそのマキタの上位機種を買おうとしていました。ただ、吸引力に評判のあるダイソンも捨てがたい・・・
最後は吸引力と好奇心でダイソン
結局、電気屋さんでどちらも触ってきましたよ。うん。やっぱり触ると印象違いますよね。マキタは確かに軽いですが、上位機種でも思ったほど吸い込みが強くなかったです。これはちょっとショック・・カタログ値だけを見ていてもだめということなのでしょう。
かたやダイソンは、さすがという感じですね。細かい技術を書いているネットの記事などをみると、ダイソンは吸引力のすべてを下からの吸い込みに回していて、ヘッドの横などからは吸ってくれない、つまり角には弱く、実際細かいゴミがとれているというのも、繊維を引きちぎっているだけで、日本製品のほうが日本の住宅にあっている、という記事をみていて、だいぶ心はぐらついていたんですが、実際吸ってみると、やはりダイソンの吸引力がちょうどよいと思いました。やはりコードレスはどこまでいっても、吸引力でコロコロタイプには勝てません。その中でもダイソンは極めてそれに近く、メインの掃除機として使える、と判断したからです。これで繊維を引きちぎるダメ掃除機なら、コロコロタイプほとんどダメですよ。あと、深い溝なんかは、これくらいの吸引力がやっぱり欲しい。浅い凹凸だけなら、結局クイックルワイパーでいいわけですし。
で、まぁ、ダイソンにするという場合は、やはりお値段が高額ですから、その中では型の古いものを買おうかな・・と思っていたのですが、なかなか型落ち品も値段が下がっておらず(あまり値段が落ちないというのも、それは物がイイという裏返しでもありますからね)、結局数千円だして新しいほうを買えるということでDC62にしました。結構新しめで吸引力も十分にあるというやつです。そして、ふとんツールも買ってふとん掃除機としても使えば、レイコップを買わなくても布団掃除できる!結局コスパ高いはずだ!という判斷で買いました。
※ふとんツール記事はコチラ。
いざ開封
それでは届いたDC62 エントリーを開封していきます。買ったのはコレです。
開けると、まずは説明書。
数ページしかない、絵が豊富な読みやすい説明書です。早めにカスタマー登録をしないといけませんね。
メインで使う掃除機なので、長いスティックはついてないとということでこのモデルにしましたが、小さいヘッドもついてました。これで机の上などの掃除が出来る!
そして本体!
おおおーーー・・・。カッコイイ・・・。サイクロンぽい部分がやはり目に入ります。
結局、これだけのものが入っていました。小さいヘッド2つは予想外で、エントリーでも入っているというのはうれしい。もうね、何が入っているセットなのか、よくわからないんですよ。開けてみないと。
そう、だから逆に壁掛けスタンドが入っていなかったのはショックです。うーん・・これは標準装備だと思っていましたが・・・壁掛けは出来ないんですね。床置きで充電ですか・・。まぁ、賃貸なので壁掛けもなかなか取り付けに困るところだったので、とりあえずはよしとしましょう。ヘッドの部分は、ちゃんとモーターヘッドになってました!モーターヘッドというのは、吸引する空気でヘッドの中のブラシを回すのではなく、ヘッドまで電気を流して、電気の力でヘッドのブラシを回転させてゴミをしっかりからめとるというものです。この吸引力とモーターヘッドでゴミをしっかり集めるわけですね。
強烈な吸引力と電子モーター音
さて、このダイソン、買った時にはすでに充電されている状態になっておりまして、いきなり使えます。このタイプの掃除機は、スイッチがトリガー式になっていて、スイッチをにぎっている間だけオンになります。これはプロっぽい仕様で、私は大好きです。電池持ちが良くないコードレスではある意味このほうがいい。ずっとにぎっているとしんどいのではと思うかもしれませんが、スイッチは軽いです。DC62はだいぶスイッチの重さは改善されているようです。掃除機自体の重さにくらべたらスイッチは全然気になりません。本体は、どうもマキタに比べるとやはり重いですね。ずっと片手でやっていると疲れます。
が!!!細かいことをすべて吹き飛ばすほどの吸引力!!!!
掃除機はよぉ、吸うことが仕事だろう!ごちゃごちゃ言わないでさっさと吸えよ!
と言われているようです。あまりの強烈さに細かい部分はすべて吹き飛んで、黙って掃除機をかけてしまいます。コードレスとは思えない吸引力は、思わず沈黙してしまいますよ。
そしてなんといってもこの独特のモーター音!スイッチを切って、停止に向けてゆっくり回転が遅くなって、止まるその直前、
キュウウウウウウウウウゥゥゥゥゥッゥゥ・・・・ン・・・。
といって止まる時の、音!!カッコイイ!!
まさに電子モーター!掃除機というより、電動ドライバーを使っているような、なんともいえない電子工具感!!たまりません!!
・・・興奮するポイントが若干おかしいですが、まぁ思っていたより音は静かです。吸う力に比べて音が大きいということはないです。夜でもターボ使わなければ大丈夫じゃないかというくらいです(自己責任で)。
見た目も、なんか不必要にミュータント的な脳みそ的な感じがいいです。
気持ち悪カッコイイというやつです。たまりません。ちゃんとサイクロンしてくれてるんだ・・・という気になります。このDC62は、写真の青いところがフィルターになってます。ここを引きぬいて、フィルターを洗って1日干すというお手入れが、月1回必要になります。まぁ、紙パック式ではないですし、お手入れは仕方ないですね。
そんでもって、ターボモードがまたとんでもなくスゴイです。
この、どうにも押したくなるMAXボタンを押すと、とんでもない音と共に、びっくりするくらい激しく吸います!吸う!スゴイ!掃除機ーーーーいいぃぃ!という感じです。この大きさからは信じられない吸引力を発揮してくれるので、本当に気持ちいいです。
ふとん掃除機としてもたしかに使えますよね、これは・・。
気になるところ
片手で長時間はキツイ
コードレスというわりには、結構重い。片手で数分したら、持ち替えてしまいます。持ち替えて使っていれば、長時間使えますが、この点はちょっと気になりました。長時間使うものでもないですが、、その短い時間の間にも持ち替えは必要なほどの重さはあります。
電池持ちが悪い
MAXモードだと、たったの6分!!通常モードでも20分!毎日充電すれば困ることはないと思います。が、充電は3.5時間かかります。結構不便ですね・・・。だから壁掛けで使えということですね。収納と充電が同時に出来ますから。これがないこのモデルだと、結構微妙・・・壁掛け部品はそれだけで、5千円くらいします。高すぎでしょう・・・ただのプラスチックの部品なのに・・・。電池自体も、500回で寿命らしく、交換も自分では出来ずにメーカーに送って交換。もちろん有料。この辺はちょっとアコギな商売だなと感じました。企業イメージは正直、良くない。
種類がありすぎてよく分からない
とにかく豊富なバリエーションというわけでもなく、タイプが多すぎます。どのタイプに何が入っているのかわかりにくい。そういう売り方をしている。もっと分かりやすくしてほしいですね。。
充電しながらは使えない
充電ケーブルをつないだまま使えば、結局普通の掃除機として使えるじゃん!と思うのですが。なんとそれが出来ません。多分それが出来たらコロコロタイプが売れなくなるからあえてさせないんじゃないでしょうか。そう疑ってしまうつくりです。技術的には決して不可能とは思えないんですけどね。
外資企業らしく、ユーザーの事は全く考えていない企業感
正直、ユーザーの使い勝手は二の次で、儲けることしか考えてない感がすごく伝わってきます。売り方が汚い。アタッチメントが違うだけでまったく違うラインナップにして、その部品だけは単独で買えないものがあったりします。つまり、ダイソンとしては、用途に応じて買い増してね、というメッセージが強烈に伝わってきます。掃除機として気に入ったから、布団掃除機としてもう一台買っちゃいました!を狙っている売り方です。
充電しながら使えなかったり、電池交換すら自分で出来なかったり・・・。あまり、企業としては好きになれませんね。私はダイソンにブランド感は感じていません。バッテリーもヘタっても頑張って使い続けたい。できれば自分でメンテナンスして使い続けたいと思っています。
物はいいと思うんですけどね。ビジネスの仕方が好きでないという、ちょっと個人的な思いが入っちゃってますね。
まぁ、そんなダイソンですが、とにかくゴミはめちゃくちゃとれます!綺麗になります!掃除機が、掃除の機能をしっかり果たしているいい商品です!それなりに高かったですが、お値段だけの仕事をしているのはさすが。
大事に使っていきたいと思います。気になる人はこちらからチェックしてみてください。
新品価格 |