嵐山からは若干距離はありますが、レンタル自転車という便利なサービスは今やどこにでもあるんですね。自転車を借りて鈴虫寺まで行ってきました。
鈴虫寺は、本物の鈴虫が沢山いますが、お地蔵さんのほうがどうも有名みたいで、大変な人気のスポットになっていました。
その1の記事はコチラ
鈴虫寺に入れない
鈴虫寺についたら、結構長い石段があって、高いところまでいかなければいけません。
・・・が!しかし、です。
登れない!!んです。しんどいから、ではなく、人が沢山いて、動かない。
ん???そんなに人がいるのかな?
いるんです!
下調べせずに行くと大変かもしれません。大人気なんですね。そう、みなさんお地蔵さんが目当てのようで。私は事前知識ゼロで行ったので発見も多かったものの、とまどうことも多かったです。
どうも住職さんのお説法的なものがあるようで、30分くらい待って、100-200人くらいが一気にはけます。いわゆるディ◯ニーの超人気アトラクションみたいなものですね。特に休日・祝日・連休は避けたほうがいいくらいです。連休初日に行っちゃいましたよ。多分連休2日目なんかになるともっとすごい待つことになるんでしょう。結局この日は30分くらい待ちました。
本当に鈴虫がいた!どころではないくらいいた
どうにかこうにか中に入ると、大きな和室に長机のシマがいくつかあり、お茶とお菓子が用意されていました。こんな感じ。
で、住職のおはなしを聴くのですが、まずこの湯のみの絵柄が気になってジロジロ見てました。坊さんだらけ・・・。
部屋に入ると、鈴虫の声がずーっと部屋中、鳴り響いています。まるでカセットデッキでずっと鈴虫の音を鳴らしているかのよう。本物の鈴虫が年中いるようです。詳細はおはなしを直に聴いていただきたいですが、数千匹という単位で鈴虫がいます。すごいですね。管理も大変だろうに・・。
お説法は結構ブラックユーモア混じりで面白い
お地蔵さんが有名なんですが、そのためには全員がこのおはなしを聴くという過程があり、1人5百円。これだけ沢山の人が訪れて、鈴虫の維持など考えると、経済的なところはいくらお寺といえど無視出来ないはずですが、そこは結構しっかりしています。と言っても、儲けようとしている感じは全く感じません。ただ、訪れる人をキチンとおもてなしする、という姿勢が非常に伝わってきます。
住職さんは、それこそ365日、1日何度も大勢の前でおはなしをしてくださるわけです。そりゃあ話もうまいのなんの。つかみ、間、オチ、世間の旬な話題にかけたジョーク、客いじり等、綾小路きみまろ風な軽快なトークが続いて、ためになるし面白いです。鈴虫の音を聞きながら、非日常の時間を過ごすわけです。これはいいですね。そこでお地蔵さんの話や注意事項もさりげなく入れて、とにかくうまく民衆をさばいています。組織としてちゃんとしている。
私個人はお説教されたいとか、信仰心が篤いとか、お地蔵さんにお願いがしたいとか、そういうの一切ありません。ので、ちょっとその辺は普通に行かれる方とは違う視点だと思います。だいたい、私みたいな人間はそういう場所にそもそも出現しませんから。ので、ひとりシステムやその他細かいところを色々見てましたがそういう視点でも非常に面白かったです。
お地蔵さんはなんでも1つ願いを叶えてくれるようです
きっと色々な雑誌等に載っているんでしょうね。かなり特殊なお地蔵さんの設定があるようで、わらじを履いているから家まで来てくれて願いを叶えてくれる。なので住所を教えてあげてくださいということらしい。みなさんこれ目当てで来ているということだけあって、かなり人気のようですね。願いが叶ったら、また新しいお願いをしに来ていいと。
なんと、病気で直接お願いに来れない人用に、お守りも売っています。なので、誰かのために来てあげるということも出来るわけです。そもそも高いところにあったり待ったりすることを考えると、健康な人でないとお願いしに来れないですもんね。非常にありがたい話です。
確かに人気になるのもわかるなというスポットでした。お庭もキレイでしたし聴くのも見るのもお願いすることも出来る。人が少ない時期を狙って来るのがいいと思います。
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