レモン1個に含まれるビタミンCの量はレモン4個分ではなくやはりレモン1個分ではないか?

今、話題になっている、レモン1個に含まれるビタミンCの量がレモン4個分とあるので気になって調べてみた。私が調べた感じでは、やはりレモン1個分のような気がするのだ。

※2015/07/20 追記
ブックマークコメントで頂いた、可食部を考慮するとレモン数個分という話とのこと。ということで最後のほうに章を追加しました。

元ネタ記事は、

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レモン1個に含まれるビタミンC含有量20mgはどこからきたものか?

レモン1個に含まれるビタミンCの20mgというガイドラインは、2008年に廃止になっているようである。

とはいえ、このときに業界団体では、ガイドラインと同じ値を新たな業界自主基準値として使用することを申し合わせているようです。

この20mg、どうやって出てきたんでしょう。制定している全国清涼飲料工業会のページを見ると、以下のような説明があります。

1.レモン果実1個分の重量は、食品番号表(国民栄養調査を実施する際の摂取量を把握するために 目安量等を掲載したもの)において、全果1個当 たりの目安重量が120gとされている。〔別添:PDF〕
2.レモンのビタミンC含有量は、日本食品標準成分表 五訂(文部科学省)において、レモン果汁 (全果に対する果汁分30%)100g当たり50mgとされている。
3.1及び2から、レモン果実1個あたりのビタミンC量を算定すると、以下のとおりとなる。 120g(レモン1個重量) × 30%(果汁分) × 50mg(V.C) / 100g(果汁) ≒ 20mg

なるほど。すこし理解し辛かったので分解して考えてみました。

レモン1この重量の目安が120g。これは想像しやすい。

レモン果汁100gのなかには、50mgのビタミンCが含まれている。

レモン果汁は、レモンの重量の30%を占める。

これらを踏まえ、

今、1個のレモンがある。120gである。このうちの30%が果汁なんだから果汁は36g。果汁100gの内50mgがビタミンCということは、果汁の0.05%がビタミンCということになる。ということは、果汁36gの0.05%がビタミンCだから、0.018g、つまり18mgがビタミンCということになる。なるほど。1個のレモンには、20mgのビタミンC含有量といっても問題なさそうだ。

問題は、本当に果汁100gの中にビタミンCが50mgなのか?ということろ。ここをちょろまかしていたら、もしかしたらレモン1個分に4個分のビタミンC入ってました、になるかもしれない。

実際のレモンに含まれている果汁はどれくらいなのか?

ここで面白い実験データを見つけた。

実際にレモンをしぼって果汁からビタミンCの含有量を測る実験をしている。すごい面白そう。ここにあるデータでどれくらいの含有量なのか参考にしてみることにする。

実験では、レモン果汁1mlあたり平均0.41mgのビタミンC量があったとある。レモン果汁の比重は水より重いかもしれないが、ここではそこまで変わらないだろうということで(検索したけど分からなかった・・・)、1ml=1gとすると、果汁1gに対して0.41mgビタミンCがあることになる。

ここで、レモンに戻ると、1個120gのうち、果汁は30%の36g。1gで0.41mgビタミンCがあるとすると、

0.41mg(1gあたり)  ×  36(gぶん) = 14.76mg

となる。

レモン1個に含まれるビタミンCの量は約15mgあった。先程の基準値からの値は18mgだった。

なんと!やはり基準値と大差ないではないか。

比重や誤差などを考えると妥当ではない部分はあるかなと思うが、少なくともレモン1個にレモン4個分のビタミンCということではないですね。

本当は自分で実験して、とか厳密なこと言うとキリがないが、自分の中では、

レモン1個には、レモン1個分のビタミンCが含まれている (これだけ読んだらアホみたいな文)

という結論になった。

※2015/07/20追記

果汁部以外のビタミンCはどうなっているか?

レモンの1個の30%が果汁でそこにビタミンCが20mgだとして、じゃああとの70%はどうなのよ?そこのビタミンCは?というとそこにもビタミンCは含まれており、全て考慮するとレモン1個に含まれるビタミンCは100mgを超えることになる。

レモンの構成

レモンは可食部と、ヘタや種などの食べられない部分が存在し、以下のページを参考に、97%が可食部、3%を廃棄部とする。
となると、1個120gのレモンの可食部は

120 × 0.97 = 116.4g

となる。

可食部のビタミンC含有量

五訂 日本食品標準成分表を参考にすると、レモンの可食部100gに対してビタミンC含有量は100mg。
ということは116.4gに対して116.4mg。

レモン1個には物理的にレモン5個分以上のビタミンCが含まれている

可食部に果汁も含まれているはずなので、要はレモン1個には116.4mgのビタミンCがあるということで、レモン約6個分である。しかしこれは果汁基準で見たら6個分ということになる。

結論。違う軸で見た基準同士比べているのでおかしい

つまり、結論としてはこうだ。

lemon-standard

レモンは全果と果汁でビタミンCの成分量が違うのがそもそもややこしい

レモンには100gあたり100mgのビタミンCがある。レモンは確かにレモンピールなど皮も含めて全部使う場合はあるが、全国清涼飲料工業会などドリンクに関してレモン1個使うというのは、それはレモン1個から絞った果汁を指す。

レモン◯個分という表記をする飲み物を想像してほしい。皮まで全部使ったビタミンCを想像するだろうか。レモン1個から絞りとった果汁を想像するのが普通。誤解を招かないためにも、レモン果汁部としての基準20mgを使用している。この飲料関係からきた基準と、レモンの物理的なビタミンC含有量の基準(全果)である100mgを比較したため、レモン4個分や5個分というふしぎな表現になる。と。



ビタミンC含有量だけ見れば、果汁部分より、皮や繊維の部分のほうが多く含まれているんですね。
あー。疲れた。ビタミンCを補給しよう。

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コメント

  1. […] 622:名無しさん@お腹いっぱい。 2015/10/11 23:01:28 2MrflZy5.net http://ryoge.com/blog/lemon-vitaminc ここにはレモン6個分と書いてあるぞ […]

  2. […] ブログ開始から:76日目 バズった記事:レモン1個に含まれるビタミンCの量はレモン4個分ではなくやはりレモン1個分ではないか? その感想記事:ブログ 3ヶ月目 アクセス数 毎日更新中 […]

  3. ななん より:

    結局どっちも間違ってないじゃん。
    「実際のレモン」と言ったら皮も含めた全果をイメージするでしょ。
    レモン(全果)にはレモン(果汁)の4個分のビタミンC
    何も問題ないよな。

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