メジャーリーグレッドソックスの試合で、折れたバットが観戦していた女性に当たり重症を負うという事故がありました。
必要最低限のフェンスしか設けず、お客とグラウンドの距離を近づけている球場は、興行としてのアイデアかもしれませんが、やはり安全対策を優先しなければこういう事故が起きてしまいます。
メジャーリーグでのレッドソックス戦、ボストンのフェンウェイパーク球場で、オークランド·アスレチックス三塁手ブレット·ローリーによって使用バットの一部が壊れファンに当たり、数分間試合が中断され、ファンの女性は担架で運ばれたとのことです。
運が悪かった、で済ませるにはあまりにも残念な事故といえます。楽しみに来ているのにケガをする危険があるというのは絶対にあってはならないことです。
最近では、日本でもフェンスに守られたスタンドでなく、ファウルグラウンドに席を設け、臨場感を味わってもらうためのエキサイティングシートなるものをどの球場でも設けるようになってきています。
それは素晴らしいアイデアではありますがやはり、安全を犠牲にしていいものではありません。
バットは木材なので、どうしても折れることもあるし、飛んでしまうこともある。ボールも当然、速度のある間は凶器となってしまいます。フライのボールは受け取るなり避けるなり対策がとれますが、プロが打ったライナー性の球などは避けろというのも土台無理な話です。
ネットがないのは、確かに見やすいし臨場感も全然違うと思います。ただ、フェンスはそもそも安全のために必要だからあるわけです。これをなくすのが出来るなら最初から設置してないわけで。
しかしネットをなにか別の代用品(アクリル板的ななにかとか)あまり視界に入ってこない細くて丈夫なネットなどの開発する、というような、安全ありきでいいゲーム観戦が出来るようなものが開発されるといいですね。