PCを使っていると、どうしても避けられない問題の1つにデータ消去があります。単にデータを消した場合、ゴミ箱の中に残っているので元に戻すことができますが、ゴミ箱を空にしてしまった場合や、USBメモリでデータ削除してしまった場合などは、ファイルの復帰が困難です。
データ復旧ソフト、「EaseUS Data Recovery Wizard」を実際に使ってみたのでレビューしてみたいと思います。
インストール簡単ですぐ使える
かのVectorでプロレジ大賞を受賞しているようで、ソフトとしては信用があり期待できそう。
インストールは簡単で、そのまま次へを押していくとインストール自体はすぐ完了します。
フリー版とプロ版があり、プロ版は永久アップグレードとサポートがあるのと、フリー版では復旧できるデータ量が2Gまでとなっています。プロには体験版があり、体験版はプロの機能がすべて使えるようです。
早速使ってみましょう。
ファイルを復元させてみる
ファイルを復元させてみることにします。今回の対象はWindows8.1です。Windows版とMac版があります。どちらもGUIで簡単操作ができるのが売りのようです。
それではソフトを使っていきましょう。画像ファイルを完全削除してみたいと思います。
美味しそうなチャーハンの画像。実際、美味しかったんですよ。あー、食べたくなってきた。。
では、この画像ファイルを・・・・・
えいっっっ!!
っと、消しました。はい。この時点ではただの削除です。ゴミ箱から復活できます。
まだまだぁ~!
さぁ、、これを消してしまえば・・・正真正銘・・・ファイルがなくなってしまいます。ドキドキ。
ああっっっ!!(※良い子はマネをしないでね)
・・・消えました。消えてしまいました。とても不安です。
しかし!ここから復帰できないようでは、使い物にならないですから。
このとおり、ゴミ箱の中も完全にからっぽ。
では、ツールを立ち上げます。
最初の画面は常にここからスタート。ソフトの名前がEaseUS Data Recovery Wizardとだけあって、たしかにウィザード形式になっているようです。
今回は画像ファイルなので、画像ファイルを選択して、次へ。
続いて探す場所。今回はデスクトップのファイルだったので、デスクトップを選択して、スキャンボタンを押します。どうやら選ぶのはこれだけのようですね。。
おお!もうスキャンが始まりました。
つまり、ファイルの種類と場所をある程度絞って、あとはスキャンをかけてしまうというソフトなんですね。簡単です。
数分待つと・・・完了!思ったより早い。完了すると、ディープスキャンもできますという旨のダイアログが表示されます。
どうやら、まずはあたりをつけてスキャンをし、それでも見つからない場合は本格的なスキャンを行うようですね。こういうところが使う人のことを考えていていいなと思います。
結果画面はツリーが表示されて、いつものエクスプローラのようにフォルダと、ファイルの一覧が表示されます。ファイル名が分かる場合は、右上の検索ボックスからファイルの検索もできます。簡単に見つけられます。
ディープスキャンしていない状態でも見つかるといいんだけど・・・・
あ、、、、あ、あ、、、あったぁ!!!ありましたよ!いや、そりゃそういうソフトですから、あるんでしょうけども。しかし嬉しい!プレビューまで見れるんですね。どういう仕組なんだろう。
プレビューを見ると、リカバリーボタンが表示されるので、画像を確認しながらリカバリーするファイルを選べます。すばらしい。
さっそくリカバリーボタンをポチッとな・・・
おお!完了!!あっさりすぎて感動する間もなかったですが。。もしこれが大事な資料ファイルだったら、ほんと歓喜に満ちていたことでしょう。
しかし、良さを共有してください、というのは、なんとも今時のソフトだなぁと微妙なきもちに・・・。
ちゃんと、元あった場所にファイルが復帰しています。
いざという時のために持っておきたいソフト
いかがでしたでしょうか。普段からファイル紛失ということはないとは思いますが、USBメモリなんかは間違ってフォーマットしてしまうことはたまにやらかします。
そういう、いざ!という時になんの手段もないのは大変不安ですので、こういうソフトがあると心理的不安とおさらばできます。
この良さを共有してください!というは苦笑してしまいましたが、ある意味時代でしょう。機能に関しては文句なしの満足度です。
無料体験版もフリー版もあるソフトですから、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。