目次
私はボウリングが非常に苦手です。いつまで経っても何回やってもうまくなりません。そんな私は、あまりの上達のしなさにいつも腹が立ち、常に新しい投げ方を研究したものです。
しかし、ボウリングはプロもいるくらいですから当然、まっとうで正当な、というより適切なフォームと投げ方があるのですが、それが出来たら苦労しません。やってるつもりでも、球は自分の思うような方向に行ってくれないのです。
そんな中で苦労して私が考えた投球法を紹介します。誰でも出来て、難しくなく、また安定して何度でも投げられるシンプルな投球法です。
結論。木目に沿って転がす。
結論から言いましょう。ボウリング上は、かならずレーンが木目になっています。まっすぐな木目です。ここに注目したんです。この木目に沿って転がすことが出来れば、とりあえずピンにはあたるんじゃないか・・・と。そのために最も安定して投げる方法は以下です。
- 腕を下にまっすぐ伸ばした状態で出来るだけ重いボールを持つ
- センターピンに繋がる木目(ライン)を確認し、そのライン上にボールを置く
- そのまま腕を伸ばしてボールを地面につけたまま走る
- 投げる瞬間も腕を伸ばしたまま、ボールから指を抜く
- 慣性の法則でボールだけレーン上を転がっていく
これだけです。名づけて”千鳥”。NARUTOのサスケのアレですね。そんな中2病的なネーミングを付けてました。あんな感じのイメージです。
以下、ポイントを抑えておきましょう・
難しい小細工は一切捨て、まっすぐだけを考える
私が考えた投げ方は、とにかく、”まっすぐ転がす”ということにフォーカスをあてたものです。まっすぐ転がす、というのは、実はそれだけではダメなんです。考えてみてください。まっすぐ直線の軌道で投げたとしても、投げる方向が斜めだと、ピンに到達するころにはガーターになってしまうことだってあります。
つまり、ボウリングでまっすぐというのは、
レーンに沿って平行に転がす
ことが大事なんだと。少なくともピンに当てないとダメなんです。下手な人はまずピンにろくに当たりませんから。不安定なんです。運でストライクやスペアととっても、次の投球でガーター、みたいになって結局点数を稼げません。
真ん中に当てて、あとは運
△にならんでいる形状からして、少なくとも真ん中の一番手前のピンに当たらないことには絶対にストライクの可能性はないわけです。なので、まずはセンターピンに当てることだけを考えましょう。あとは運です。
まっすぐ。センターピンに。
慣れてくると、センターピンの数センチ横に当てる(ボールの芯で当てない)ことを意識するといい感じに倒れてくれると思います。
コツは腕で何もしないこと
そう。腕を振ったりなんだ、つまり、”転がす”という行為自体やめるというのがこの投球法の一番のポイントです。
助走の距離を十分とり、木目にボールを沿わせて走りながら動かし、後はそっと手を離すだけです。腕の力が入ると、結局コースからブレてしまいます。そのまま木目に沿ってスーーッとリリースしてやるイメージです。
球は高さゼロ、もしくは地面すれすれでリリースしてやってください。高さあるところから落とすと、地面に落ちるまでの間に木目からずれてしまいます。
油は拭かない。重いボールで勢いのなさをカバー
重いボールを使うのは、この方法だと腕の力を使えないので転がるスピードが遅く、威力がどうしても弱いからです。重いボールじゃないとピンを倒す力が足りません。重みでまっすぐ転がらせるという意味合いもあります。
そして、よくボウリングでは球をよくタオルで拭いたりしますが、それも必要ありません。
これも考えてみてください。油をよく拭きとって、転がってる時に地面との摩擦を大きくすると、よく地面を捉えてしまって、リリースした時のボールの回転が地面に伝わってしまい、変な方向に曲がってしまう可能性があるからです。どんな方向に回転しようと、油たっぷりで地面に対してつるつる滑って地面に対する影響度をゼロに近づければ近づけるほど、球は慣性の法則で前方向にしか力がかからず、まっすぐに転がっていってくれます。
弱点はスプリットになりやすいこと
この投球法の弱点は、スプリットになりやすいことです。上手くいくと、ピシーーっとまっすぐに転がってくれるんですが、そのまま真ん中のゾーンだけくり抜いて、両端のピンが残る、ということが往々にしてあります。ただ、それでもいいじゃないですか。不安定よりはよっぽどマシです。ど真ん中より数センチ左右どちらかにずらしたほうがいいといったのもそういう理由です。斜めからセンターピンに当てたほうが、倒れる方向が真後ろじゃないので、左右のピンもうまく倒しやすくなるからです。まぁ、まずは真ん中のピンに当てることだけを考えたほうがいいと思いますが。
応用で端のピンにも当てられる
この方法のすごいところは、どのピンでも狙える、ということです。この方法さえマスターすれば、両端のピンが残っていようとも、そのピンの木目のライン上から同じように転がせばまっすぐそのピンめがけて転がってくれます。なので、1つだけ残った場合などはスペアにしやすいんです。こうやって地味にスペアにして点数を稼いでいくことが、下手なりの作戦だと思います。
いかがでしょうか。ちゃんとした投げ方ではないので、興味のある方は自己責任でやってみてください。