[書評] ドグラ・マグラは読みだしたら止まらないワクワク小説

青空文庫で読みました。kindleで読んだので全然知らずに読み始めましたが、これってかなりの長編なんですね。。読み終わるまでにかなり時間がかかりました。けど評判が良いだけあって満足感あります。

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たしかにわけがわからなくなる

読み終わった後の感想は、わけがわからなくなる。といった感じです。でもそれはいい意味です。とてもよくできた混乱のさせ方というか。

ストーリーの前半は、ぐいぐい読者を引き込んでいきます。とても楽しい。サクサク進みます。

中盤がかなりしんどい。なんというか、しんどいやつが結構ある。

そして、89%くらいからあと後半の10%。止まりません。すごい。面白い!一気に読んでしまいます。とても緊張します。本ってこんなに楽しいんや!と思わせてくれます。

大人向けではある

なんというか、大人向けですね。読みやすいけれど、ちゃんと理解しようとすると難しい。

というか、この作者どうなっているんだ。本当の研究者なんじゃないかというくらいすごく内容が濃いです。精神科学の本当の権威の人が書いた感じが。

そして用意周到な準備を読者にしっかり刷り込んだうえで最後に一気に畳みかける展開。すばらしい。

最後の最後に、

ああ、これ推理小説?!

ってなりました。

なんにせよ、良い本でした。

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)

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