[書評] あの演説はなぜ人を動かしたのか 成功事例の表面をなぞって分析

あの演説はなぜ人を動かしたのか (PHP新書)

ドラマ、学校のカイダンで演説に興味を持って買った本のひとつですね。やっと読み終わりました。演説の本は以前にもうひとつ紹介しましたが、それはいまいちでした。で、今回の本ですが、こちらも残念ながら微妙でした。

以前の記事はコチラ

書評 スピーチの天才100人はひさしぶりに出会ったゴミ本
学校のカイダンというドラマ、見た方いますか。私は学校の怪談だと思っていました。はっきり行ってそういう意味で全く期待していませんでした...

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歴史的な演説を数パターン実例とともに分析

田中角栄からオバマ、ルーズベルトやキング牧師など、歴史的な人物の名演説が沢山載っています。まとまっているという意味ではひとつ価値はあると思います。うまい演説には共通点がある。というより、うまい演説は、その昔の成功演説をしっかり研究していますから、似ているというか共通点があるのもそのとおりだと思います。

いくつもの名演説がそのままのっているので、いくつも自分で読むことによって学び取る部分があるのではと思います。

それ以上の付加価値が全くない

はっきりいって、それ以上の価値をまったく感じない。成功事例だけみて、ごくごく当たり前の感心も特にしない共通点を述べているだけの、表面ヅラだけいいような意見なんて、何も入ってきませんよ?という感じ。考察?がペラいです。はぁ、そらそうでしょ、という。

ただ、こういう機会がなければ名演説をそれぞれ読むということはないですから、そういう意味では勉強になりました。

演説は泥臭い周到な準備が必要である

演説は人を動かす力があるのは確かです。そもそもそれを、客観的にテクニックだけ抽出して同じようにやってもうまくはいかないでしょう。泥臭い準備を周到にしているということは非常に伝わってきます。そして、文章だけではない、その人のしゃべり方や間、しぐさや温度など全てをパーフェクトに持っていくのです。

それには、大変な時間を使って準備し、練習する必要があるのです。演説の前はずっとお風呂で練習をしていた、などエピソードが結構書いてあります。その人の性格や人柄がわかるようなことも書いていました。そういえば。

演説というのは人を動かすためにするトークです。それにはストーリーが必要です。昔話など、物語というのは人の記憶に定着しやすいし理解しやすいという特徴から、やはり演説にはストーリー性というのは欠かせないようです。その肝心のストーリーのポイントの考察は薄い気がしましたが。

演説は難しい

きっと演説は、それ単体で見てもダメなんだろうなと思います。その演説にもっていくまでが勝負なのかもしれません。演説のためにちゃんとしたものを用意しただけでは足りなくて、用意した演説が、どの場面で行うと最も効果的かということを考え、その状況に導くことも含めて演説でしょう。

結論。ドラマ、学校のカイダンを見ろ。ですね。ストーリーになっていますし、演説のポイントも効果も非常によく見える、それでいて爽快な名作でしたよ。

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学校のカイダン

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