EF50mm F1.8 IIこと撒き餌レンズは動画は微妙だが写真の美しさには絶句

一眼レフを持っている方だと知っている≒持っているというレベルで普及しているレンズ、EF50mm F1.8 IIレンズの特徴をまとめてみたいと思います。

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基本情報

まずはレンズの基本情報を。
・単焦点:50mm
・最短撮影距離:0.45m
・開放F値:F1.8
・フィルター:52 mm
・フルサイズ:対応
・重量:130g
・価格:9000円程度
・発売日:1990年12月

なんと1990年発売ですよ!!発売25年近く経っている超・ロングセラーのベストバイレンズなんですね。単焦点なので、使いどころが難しいかもしれませんが、F値1.8はこの価格帯では信じられないほどお得で明るいです。初心者は単焦点をひとつ持っておくと上手になると言われていますし、メーカーとしても採算度外視の普及用レンズとなっているようです。その先にはレンズの良さを知り他のレンズをどんどん買い足していってしまうという、それはおそろしいレンズ沼というレンズ買い増し地獄に皆ハマってしまうわけです。なので設計変更などもなく20年以上も売られ続けているのですね。ただし、つい先日とうとうこのレンズの後継機であるSTMレンズが登場しました。これからはそちらにシフトしていくのでしょう。

ズームで少しだけ伸びる

ズームで少しだけ伸びる

特徴

※私が持っているのはキャノンカメラ用のレンズです。それベースのレビューとなっていますのでご了承ください。
私がこのレンズを買ったのは、愛機であるEOS kiss X6iを買って間もなく、他のレンズを試してみたいと思い評価が良く安いこの撒き餌レンズにあっさりと食いついて買いました。もう2年ほど使っていますが、確かにいいです!やはり一眼を使う場面というのはズームがあると便利な場合が多いのでズーム出来るレンズがメインなのですが、たまにこれを使うとあまりの違いに今でも感動します。もう素人目にも明らかに撮った写真がちがうんですよね。。ボケと明るさでこんなにもグッとくる写真になるのか、と。

軽い

一眼レフカメラ最大の敵とも言える重さ。確かに一眼は綺麗にとれるのでいつも持ち歩きたいんですが、重いんですよね。。。ところがこのレンズは130gと非常に軽く、替えのレンズとしても持ち運びが気軽で、旅のお供にも最適です。

撮った写真に感動出来る

軽くて小さい、しかもプラスチック製で正直頼りない部分も見えるこのレンズから、それはもう感動的な写真が撮れます。そのギャップがまた買ってよかったと思わせてくれ、満足感を得られます。これは写真を見ていただくのがいいですね。

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クリックで詳細画像を表示(約5MB)

ボケの強さがわかっていただけるといいですが。。人物を撮ると非常に綺麗な写真になります。運動会など動くようなシーンにはズームも出来ないしあまり向かないとは思います。記念写真や自然などはコイツで決まりですね。

コスパ最強すぎる

これだけの写真が撮れるレンズで1万円を切るというのは本当に素晴らしい。ちょっと出かけるにもいいし、かばんに放りこんで持ち運べる気軽さもイイ。これが数十万円する高級レンズなんかだと、どうしても慎重になってしまいます。

みんな使える

カメラを楽しむための初心者にもおすすめですし、プロのカメラマンでも使っている方は結構います。シンプルゆえ、ずっと使えるのでしょう。また、単焦点レンズはズームが無いため、自分が動きまわってやる必要があります。写真は構図だ、と言われますが、そういったことを考えて撮らないといけないわけです。カメラとはどういうものかという勉強になります。わたし自身がそうです(今もたまに持ち歩いて撮る程度の素人ですが)。誰でも・いつまでも使えるレンズというのはひとつのメリットだと思います。

一応フィルターつけて大事に使っています

一応フィルターつけて大事に使っています

気になるところ

もちろん気になるところもあります。ただ、値段と撮った写真とを考えると特別文句をいうほどではないです。ただ、このレンズを持つと気になるという点は述べておきます。

フォーカス少し遅い

いまどきのレンズはやはりフォーカス速度が速いです。私はメインでSTMレンズを使っているので、ATは静かで早いです。フォーカス速度はシャッターチャンスを逃さないための重要なパラメータです。このレンズはジジっ、ジジッと頑張ってくれていますが決して速くはないです。構図を決めてしっかり撮るような使い方がいいのでしょう。

フォーカス音がうるさいので動画には向いていない

音はまぁうるさいです。ATで動画を撮ろうものなら、ジージジージいって使い物になりません。発売した当初はそういう時代ではなかったのです。ただ、今は動画時代。Full HDや4Kなんかで動画が撮れてしまいます。動画だと静音モーターでなければ使い物にならないです。そういう時代背景もあり、このレンズはSTMレンズとして後継機 EF50mm F1.8 STM に受け継がれていくことになったのでしょう。

レンズって、買い足していくものなんだ〜

と、刷り込まれます。微妙にあとちょっと物足りないレンズにしているのです!!絶妙の物足りなさ!これが普通に微妙ではダメなんです!この美しさのまま、ズームが出来たら・・今よりもう少し明るいレンズが・・・など、絶妙に次のレンズが欲しくなってしまいます。そういう意味でも素晴らしい(恐ろしい)設計です。

新商品STMレンズが出ている

そう、静音モータのSTMレンズがもうすでに発売されています。これまでは撒き餌レンズとしてはこれ一択といった感じでしたが、STMも選べるようになっています。上でも述べましたが、用途に応じてどちらを買うか考えたほうがよさそうです。


注意点

販売終了している

ホームページではこのレンズは販売終了となっていました。
EF50mm F1.8 II メーカーページ
逆に言うと、買うなら今のうちです!特に動画を撮るわけでもなく、写真だけで安いほうがいいという方や、予備として同じレンズをストックとして買っておくという方も、今のうちに買っておいたほうがいいと思います。
いかがでしたか。私は動画も撮りたい人なので、次買うならSTMレンズが欲しいなと思っています。買ったらまたレビューしたいと思います。

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※追記
STMレンズも入手して記事にしました。コチラもどうぞ

[画像レビュー]撒き餌レンズEF50mm F1.8 STMはやっぱり買い一択
一眼レフカメラを買ったら、次に買うもの。と言っても過言ではないレンズ。撒き餌レンズですよ。これを買わずして一体なんのために一眼レフを買ったの...
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